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占星術とアロマをやっている緋彌華(himika)の雑記帳です。
by himika-s
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中国問題
2005年 04月 18日 *
ここのところ、中国内での日本政府に対する抗議デモが
執り行われている様子を
連日、テレビで見かけるようになった。

これを見た、私の最初の印象は
ようやく日本のマスコミも
中国の実態を報道するようになったのかというものだった。

チベットが中国に武力で侵略したのが1959年前後。
その後、ダライ・ラマ法王をはじめとした
多くのチベットの人たちが祖国を追われ
インドやネパールに亡命しているという現実は
いまなお続いている。

そんな現実が、すぐ隣の国で行われているにもかかわらず
ほとんどの日本人が、その現実を知らずにいた。

その原因は、とうぜん日本のマスコミにあった。

真っ先に真実を知らせなければいけない立場のはずの
大手新聞社や某国営テレビ局さえ
中国の不利になるような記事を少しでも報道すると
中国政府から圧力がかかり、
北京に支局を置けなくなるという理由から
チベットのことはいままで、ほとんど日本国内で
報道されることはなかった。

真実を報道することのない報道に
なんの価値があるのか甚だ疑問ではあるけれど
こんな意見は部外者の理想論に過ぎなかったのかもしれない。

しかし今回、中国の標的がチベットや台湾などの他国ではなく
日本に向いてようやく、日本の報道陣も
中国の影の部分を取り上げることができたのだろうか…。


さておき、一説では中国がチベットを侵略した目的のひとつが
ヒマラヤの土に眠る石が目的ではなかったかと言う人もいる。

確かにヒマラヤの村に入ると
そこにはたくさんの天然大理石が、ただの石に混じって
石畳の階段に敷き詰められるほどに
大理石だけではなく、美しい原石が豊富に眠っているところだった。

中国はそれが欲しくて、チベットの人たちから
チベットの土地と、たくさんの命を奪い続けてきたのだろうか。

とすると、今回の日本への嫌がらせは
ガス田が欲しいのか、という印象も受ける。

私個人としてはガス田なんてどうでもいいのだけど
ただの物欲のために、たくさんの侵略を続けている国の
言いなりにだけはなって欲しくない。

できることなら、日本は中国とは同じ土俵にあがることなく
大人の対応をして欲しい。
そして、なおかつ、中国の圧力に屈することなく
毅然とした態度で臨んで欲しいなと思う。



追記:
かなり批判的な内容になってしまって
この記事を読まれた方の中には気を悪くされた方も
いらっしゃるかもしれないとかと思うと心苦しくもあります。
ただ、少しでもこういう主張をすることで
逆にチベットの人たちにチベットが返される日がくればいいなという
思いも込めてこの記事を書きました。
ほんとに小さな抵抗なのですけど…。

by himika-s | 2005-04-18 14:01 | 雑記 *